いずれも。

あれもこれも、いずれも必然。

「仕事は定時まで」と決めている人をただ叱りつけてもしょうがない。

2年目社員のAくんは頼んだ仕事がきっちり終わっていなくても、黙ってさっさと定時で帰ってしまう。彼を指導する立場のチームリーダーBさんは、それに憤りを感じて「仕事に対してあまりにも希薄すぎる!」とこぼしていた。

 

Bさんが別室で打ち合わせしてる最中にAくんから、作成依頼ししていた資料がメールで送られてきたらしい。で、いろいろ指摘して修正してほしいところがあったから、戻って伝えようとしたらもうAくんは帰ってしまってたみたい。終業のチャイムはまだ鳴ったばかりだった。

 

これはさすがに許せないということで「チャイムが鳴る直前に資料を送ってきて、オレには残業を強制してオマエはさっさと帰ってしまうのか!」と翌朝、結構な剣幕でAくんを叱りつけたそうだ。それでも、Aくんの反応からはどうにも手応えが感じられなかったとか。

 

ボクやBさんの中には「仕事がちゃんと終わるまでは帰らない」という常識がある。もちろん、猶予があるなら明日やればいいけどね。でも、Aくんにとっては「仕事は定時まで」というのが常識なんだろうし、何をどうしたら「ちゃんと」終わったと言えるのか?の基準もボクらとは乖離があるだろう。

 

この状況の中でどれだけ感情的になって叱りつけたところで、何ら解決はしないんだろうなぁ。おそらく、Aくんの性格を考えると怯えてしまって、コミュニケーションに支障が出て、もっと仕事がうまく回らなくなるような気がする。

 

じゃあ、ボクだったら、どうするだろう?

 

まずは打ち合わせを早めに切り上げるか、途中退席してでも、定時の1時間前ぐらいにはAくんと対話するかなぁ。それで仕事の進捗状況を確認して、定時までに終わりそうにないなと感じて、必要があるなら残業を打診すると思う。どうしてもムリなら、自分でやるしかないんだろうけど(苦笑)

 

ホントはもっと手前で任せっきりにせず、仕事の進捗を確認しておいたほうがいいよなぁ。自主性を育てる必要はあるから、任せることももちろん大事だけど、自分が焦って頭にきて感情的にならざるを得ないような重要度の高い仕事はもっと丁寧にやったほうがいい。目的や完了イメージを共有して、完了までの予定表を作成して……と、こまめにやりとりをしておかないとマズいと思う。

 

それにしても、一歩ひいた状態でこうすればいいのに!と無責任に語るのは楽でいいな(苦笑)まぁ、ボクだって人ごとじゃないなと思うし、「感情的に叱りつけずにはいられない」状況に陥らないよう、事前に手をうっていくようにしよう。