いずれも。

あれもこれも、いずれも必然。

はじめての部下が去る。

ボクにとって、はじめての部下と言える後輩が10月から他部署へ異動することになった。来週中ぐらいには引き継ぎを済ませていなくなることになっている。

 

毎日となりの席に座っていたから、いなくなるのは素直に寂しいものだ。

 

ただ、ひとつのところに留まることなく、他の様々な職場を知ることは本人にとって有益だから、これは喜ばしいことだと思っている。自分の場合は多少、実務内容に変動はありつつも、基本的には同じ場所に居続けていて、社内の実情に疎いことも多々あると感じてるから、なおさらだ。

 

気がかりがあるとすれば、ボクはどれだけ彼にきっちり仕事を教えてあげられただろうか?ということに尽きる。ボクはそんなえらそうに人を諭せるような人間ではないけれど、それなりに気構えやコツみたいなモノは教えてあげられたハズだけど、惜しみなく提供できてたかなぁ。

 

入社して間もないころ、もともと自分の希望とは異なる部署に配属されたということもあったし、課長との折り合いがつかないところもあって、思い悩んでる彼の心情を聴いたことがあった。

 

呑んでも、なかなか優等生の仮面がはずれなくて「ぜったい言いたいことあるはずやろ?」と粘りに粘って本音を聞き出したような記憶がある。いろいろと青くさい愚痴をこぼしていたっけなぁ。

 

「もし、辞めたくなるようなことがあれば、必ず事前にボクに相談してほしい。それから、誰かに自分の人生を支配されて逃げるように辞めるんじゃなく、自分のために自分で選ぶこと。それがどんな選択だとしても、自分で決めたならボクは応援する」

 

こんな感じのクサい言葉を吐いたのを覚えてる。自分は上司に罵倒されまくって、何も考えずに逃げ出そうと辞表を出したこともあるクセによく言うよ、とちょっと思いながら。それに新人に辞める可能性の話をしてどうする。

 

そんな彼も入社して3年が過ぎ、新しい職場へ心機一転異動することになった。まっすぐでちょっと天然気味で、少し短気なところもあるけれど、どんなことも怯むことなく追求してやり抜く、そのスタイルで彼ならどの職場でもがんばっていけるだろう。

 

仕事上の関わりがまったくなくなるわけではないから、ときどき「最近どう?」なんて声をかけて、何かあれば気軽に相談できる存在であり続けられたらいいなぁ。