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いずれも。

あれもこれも、いずれも必然。

24時間では成長できなくても、24ヶ月かかってでも成長すればいいじゃないか。

ボクは24時間では成長できなかった。

何気なく本棚を眺めていたら、ふと「これから24時間でかならず成長する方法」という本が目に入った。残念ながら、ボクは24時間では成長できなかったなぁ。

発行日を見てみると、日付は5年前の2010年11月になっている。あのころのボクは転職も視野に入れて今後のことをどうするかと考えていたし、今よりも強い向上心を持っていた。ビジネス書をやたら読んでた時期だったような気がする。

今はこんな刺激的なタイトルの本は手にとらないし、そもそも「成長」というキーワードを含む本は好んで読まなくなってしまった。人はそう簡単に成長できるもんじゃないし、地道に根気よく取り組んでも、1年でせいぜい2〜3歩でも進めたらいいほうだ、とかあきらめに近いような感覚を持つようになったからだ。

久々にパラパラとめくってみる。とてもわかりやすく大事なことが要約され、図式化されているし、その内容がチェックリスト化されていて「やれる」気がしてくる。しかし、冷静に考えてみれば、1時間に1項目をこなせるよう、24項目が用意されているけれど、寝てる間はこなせないじゃないか。この時点で24時間で成長するプランには暗雲がたちこめてくる。

ハイキングに行くのもいいし、本を読んでみるのもいいし、映画を観るのもいいし、新しいカフェに行くのもいい。ようするに、「いままで体験していなかったこと」を体験することが大事です。(これから24時間でかならず成長する方法)

これはわかりやすい例だけど、この24時間のうちにこんな体験を増やすのは難しい。で、この「体験すること」に注力したら、24時間のうちにこなさなきゃいけない他のことに手が回らなくなるだろう。

だいたい、この本に書かれてるようなことを24時間ですべてこなして成長できるような人は、こんな本はいらない気がする。哀しいかな、自分を変えたいと切望する人が手にとって、やっぱり変われなかったと失望してしまう可能性が高い本なんじゃないかなぁ。

本当はこの本に書かれてるようなことは、即効性のあることじゃなく、時間をかけてじっくり自分のものにしていくべきことばかりだ。「これから24時間でかならず成長する方法」という刺激的なタイトルは、売るために有効だったかもしれないけど、「やっぱり24時間ではムリだった」と思った時点でいらない本になってしまう可能性が高いから、諸刃の剣だよなぁ。

これは大切だ!と思ったことを改めて書き出してみる。

なんだかネガティブなことばかりを書き綴ってしまったけれど、今読み返してみても、やっぱりこれは有用だなと思ったことをいくつか書き出しておく。

すべての出来事には意味がある

「あの出来事は辛い経験だった。でも、本当に辛いだけだったのか?自分にとって、あの出来事の意味とは、なんだったのか?」と考えてみるのです。「辛い経験をしたことで、人の気持ちがわかる自分に成長した」などとプラスの意味を見出だせるのではないでしょうか?(これから24時間でかならず成長する方法)

これはいつもボクが思っていることに似てる。ツラいことなんてできれば経験したくないけど、それがあるからこそわかることもあるし、シアワセを感じることができるのは、ツラさを知ってるからだとも言える。ムダなことはひとつもない、とボクは思っていたい。

本をいくら読んでも一向に人生が変わらない人へ

本を読んでもセミナーを受けても、「あ、それ知っている」と思った瞬間にモチベーションが下がってしまう。冷めてしまう。そんなことはありませんか?知っていてもできてないことは、「体得していないこと」です。(これから24時間でかならず成長する方法)

知ってることとできていることは違う、なんてことは改めて言われなくても解ってるつもりだけど、誰もが知ってるような当たり前のことを愚直にやるってのが、実は1番難しい。知ってるけど、できてるだろうか?できてないなら、その理由は何か?と考えることが大事だな。

本に問いかけることで、自分の価値に変える

本を読むときは、「そうか、こうするのか」という内容を学ぶのではなく「ではそのためにはどうしたらいいか」という問いを学びましょう。1冊の本から「問いかけリスト」をつくり、問いに答えていけば、自ずと発想が生まれるはずなのです。(これから24時間でかならず成長する方法)

ありがちなのが、へぇ〜と思ってやる気になって、いざやろうと思ったときに具体的な方法がわからないという情けない状況に陥ることだ。やる気になっているときにその勢いで「ではそのためには?」と問いかけて次のアクションを明確にしておかなきゃな。

少しずつ良いものを取り入れていきたい。

あのころのボクは24時間では成長できなくて、この本を放り出した。そして、今のボクも24時間にこだわったら、この本を放り出すというか、読み返しもせず、売りに出しただろうなぁ。

もう今は今日にでも、明日にでも変わらなきゃ!とボクは切迫していない。24日、いや24ヶ月かかってでも、少しでも成長できればいいじゃないかと呑気に構えていられるようになった。まぁ、24年で1ミリも成長できなかったら、さすがにちょっとツラいかな。

自己否定しながら、明日には変わる!と意気込んでもうまくいくはずがない。だって単純に楽しくないし。どうにもイケてない自分も受け止めつつ、少しずつ良いものを取り入れながらやっていきたい。