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いずれも。

あれもこれも、いずれも必然。

いぬやしきもやっぱりツカミがうますぎて、続きが気になるマンガだった。

GANTZの記憶がよぎって、なかなか手が出なかった。

いぬやしき(1)

いぬやしき(1)

正直なところ、かなりスキだったGANTZがいまひとつすっきりしない感じで終わったから、奥浩哉さんの新作「いぬやしき」にはなかなか手を出す気が起こらなくて、店頭で見かけてもスルーしてた。

が、しかし。まぁ、ゴールデンウィークだし、マンガでものんびり読むかー!とレンタルコミックの棚を眺めていたら、その「いぬやしき」が目に入ったから、借りてみることにした。

全然予備知識はない。「101」みたいに犬がいっぱい出てくるハナシだろうか?だとしたら、どんな展開なのか全然想像がつかない。

101 [DVD]

101 [DVD]

さえないおっさんヒーロー登場。

あいかわらず、やたら緻密な画風だなぁ。なんだ犬屋敷って人の名前だったのか。まさかこのさえない爺さんが主役なの?え?58歳?老けすぎ。というか、いきなり余命宣告って切なすぎ。ここからどう展開するんだ?

こんな感じにボクはあっさりと掴まれた。やっぱり奥浩哉さんは掴みがうますぎる。「さえないおっさんをスーパーヒーローにしてみたら面白そう」という思いつきだけで突っ走ってる気はするけど、エピソードの連鎖がありきたりじゃなくて、展開が読めなくて面白い。

それにしても、虐げられる弱者とどうにも抗えないような強者をわかりやすく描くことにおいては、この人の右に出る者はいないんじゃないか?と思わせるぐらい上手い。それが上手ければ上手いほど、逆転したときの爽快感は大きくなる。1話完結の必殺仕事人みたいなハナシを描いてくれたら、すげー面白いだろうなぁ。

それはさておき、抜け目なく主人公と同等の力を持った敵キャラも登場させているし、これから面白くなりそう。あまり長編化できそうに思えないけど、どうなんだろう?もしかすると、地球を救うとかいう大きすぎるハナシに展開していく可能性もあるかもしれない。

あと、これはGANTZのときから感じてることだけど、やっぱり戦闘シーンをあまりにも緻密に丁寧に描きすぎるから、戦闘が多くなるとストーリーが全然進展しないのは気になる。たぶん、映画でよくある戦闘シーンの見せ場で急にスローモーションになるアレをマンガで再現したいんだろうな、という気がするけど、ちょっとやりすぎかなぁ。

なんにせよ、3巻まで読み終えた時点では次巻が楽しみでしかたない。あまり大風呂敷を広げすぎずにさくさく展開していってくれたら嬉しいんだけどなー。既にちょっと停滞感が漂いはじめてるけど、まだまだこれから!痛快なおっさんヒーローの活躍を期待したい。