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いずれも。

あれもこれも、いずれも必然。

【デビル】懺悔すればどんな罪も許されるというメッセージを受け入れられない。

深く考えずに密室で迫りくる恐怖に素直にハラハラできたらいいけど、考えこんだらいろいろモヤモヤしてしまう。

デビル [DVD]

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エレベーターに閉じ込められた5人の男女を待ち受ける驚愕の運命をスリリングに描き出す、なんて書かれたらソリッドシチュエーション・スリラー好きなボクとしてはスルーできない。あんまり正月早々見るような映画じゃない気がするけど、まぁいいじゃないか。

いきなりエレベーターからはじまるのかな、と思ったらそうじゃなく、5人がエレベーターに乗り込むシーンもちゃんと描かれる。ソリッドシチュエーション・スリラーのオープニングでありがちな「なぜ、こんなところに?」という見る人を突き放す感じじゃないんだな、と思いながら見続ける。

想像通り1人ずつ殺されていくんだけど、画面が暗転してる間に静かに殺されていくので恐怖感はちょっと薄い。緊迫感はそれなりにあるし、ちょっとしたどんでん返しはあるものの、ちょっとインパクトに欠けるかなぁ。

けっきょく誰が犯人なんだ?と思いながら見ていたら、かなり反則的な結末へと収束していくので、ちょっと残念な気持ちになった。あと、懺悔すればどんな罪も許される、というようなメッセージはボクにはちょっと受け入れがたい。これって宗教観の問題?いや、でも、その周りで罪のない人が死んじゃってるのはそれでいいの?家族を失った苦しみはそんな簡単に解消できる?とか考えると、どうしてもモヤモヤしてしまう。

まぁ、考えすぎだろうな。素直に密室で迫り来る恐怖にハラハラしていればいい映画だろう、これは。それにしても、欺くためとはいえ、スリをやったり、吊るされてみたりとお茶目なヤツだな。もっと問答無用に奪っちゃっていいんじゃないか?