いずれも。

あれもこれも、いずれも必然。

元旦からいきなりあきらめるのはイヤだと、1時間半も凍えながら初日の出を待ってみた。

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いつもはガキ使が終わると同時に東大寺の大仏を拝観しに行くんだけど、いつのまにか眠ってしまって目が覚めたら午前3時ごろだったから、諦めて初日の出を見に行くことにした。ボクは今まで初日の出を見に行ったことがなくて、はじめての体験にちょっとワクワクしながら車を走らせ、いそいそと若草山山頂へ向かう。

想像したほど寒くなくて、夜景を楽しみつつのんびり待つことにする。少しずつ明るくなってきて、人が増えてきた。7時ぐらいが日の出だろうという声がちらほら聞こえてくる。あと30分ぐらい待てばいいのか。

しかし、あたりはすっかり明るくなって、7時をすぎてもまったく太陽は姿を現さなかった。足の裏やつま先が耐え難いほど痛くなってくる。なんで元旦からこんな苦行しなきゃいけないんだ。太陽なんていつだって東から昇って西に沈んでる。そんなもん見てなんの意味があるんだよ。そんなことを思いはじめる。

8時になっても太陽は見えそうで見えない。ありあまる元気をもてあますように騒いでた若者たちもすっかり大人しくなってきて、ぞろぞろと帰りはじめた。え?ここまで寒さに耐えたのに見ずに帰っちゃうの?いや、ボクのつま先ももう限界だけど、ここであきらめたら、新年初あきらめじゃないか。それはイヤすぎる。

そして、待つこと1時間半、ついに太陽が姿を現した。皆歓声を上げながらスマホをかざして写真を撮りまくる。日が昇るなんて当たり前の風景だけど、目の当たりにするとそれはとても神々しくて、素直に感動した。凍えながら1時間半も待つ価値があったかどうかを考えるのはよそう。まぁ、もう少し車内でのんびりと待っていればよかっただけだしな。

もし、雨が降ってたり、自分が体調を崩してたり、奥さんと仲良くすごせてなかったりしたなら、2人でこの光景を見ることはできなかった。そう考えると、じんわりと幸せな気持ちになって、こっそりニヤニヤしながら、ボクは帰り道を急いだ。

今週のお題「年末年始の風景」