いずれも。

あれもこれも、いずれも必然。

面白い文章を書く秘訣は「名前をつける」ことにある。

いつもとは違うものを!と意気込んでも。

あいかわらず面白いな、と思わずつぶやいてしまうような文章に出会うと急に自分も何か書きたくなる。で、このようにキーボードを叩き始めるわけだけど、何のテーマも決めずに「何か書きたい!」だけで書き始めても、自分が憧れるような面白い文章を書けるはずもなく、しばらく悩んで「やっぱりテーマを決めてから書き出さなきゃなー」とかいいわけしながら、ブラウザを閉じてそのまましばらくブログの更新が滞る、というのがよくあるパターンだ。

「何か書きたい。できれば面白いモノを」という状態で停滞すると、まー、なかなか再開できなくなる。ちょっと書いては消して、いっぱい書いても「つまんねえな」と思って消してしまったりして気がついたら何日もすぎてしまう。

だいたい誰かに触発されて「あの人のように」とか思いながら書くのが間違ってる。よくよく考えてみれば、ボクが面白いと感じるのは自分とは違う文章だ。もう少し突っ込んでいうと「自分とは違うけどわかる」という感覚になる文章というか。たまに「よくわからないけど、勢いが好きだな」みたいなのもある。どっちにしても、そういう刺激を受けて書き始めるときは、いつもとは違うものを書こうと意気込んでいるわけだ。まー、そりゃあ書けないよね。自分にはいつもと違う面白いモノを提供できません、と500文字も使って語ってしまった。

名前をつけるのはむずかしい。

「できるだけ食べないようにする」という戒め的な制約が、むしろその行為の価値を増幅させている効果もありそうです。俗な名付け方をするならば、「不倫効果」とか「人妻効果」とか、何かそういったことです。(Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~)

これはさっきあいかわらず面白いなと思いながら読んでいた倉下さん(@rashita2)のメルマガの引用だけど、何がそんなに面白いと感じるんだろう?とまだ寝ぼけた頭で考えてみると、その謎を解く鍵は「名前をつける」行為にあるんじゃないかと思い至った。いや、よりによって一番意味が薄そうな名付け例を引用したのは、自分のブログにはいまだかつて登場したことがなさそうなキーワードを載せてみたかっただけだったり。なんか流行りだしね。

それはさておき、ブログについて語るとき「新古典派ブロガー」と言ってみたり、麻雀は「不完全情報ゲーム」だと言ってみたり、何かに怒ったりイライラするのはムダと考えるのを「認知エネルギー節約主義」だと言ってみたり。ざっと見渡しただけでも「え?なにそれ?どういうこと?」とひっかかるような名前がいくつも見つかる。倉下さんの文章を面白くしているのはやつらの仕業にちがいない。たまには言い切ってみる。

ひっかかる名前をつけるには「要約力」「比喩力」「語彙力」なんかがたぶん必要で、なんか面白いこと書きたいというような短絡的思考で真似できる代物じゃない。でも、ちょっとやってみたい。そこにシビれる! あこがれるゥ!(ムリそう)

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