いずれも。

あれもこれも、いずれも必然。

ボクの上司はたぶんクラッシャー上司だろう。

ボクの上司はたぶん、クラッシャー上司だろう。

今の上司が他社からやってきて3年ぐらいになるだろうか?その間にうちの部署では、2人の若手社員がメンタル不調に陥って長期療養し、復帰したもののけっきょく辞めていった。その後、採用したパート社員も1年足らずで辞めて、次に採用した派遣社員は2ヶ月でいなくなり、続いて採用した派遣社員は半年でいなくなった。上司が着任してから、5人もの人が辞めていったことになる。

ボクだけが残り続けているから、どうにか全員がいなくなる事態には陥らなかった・・・って改めてこうして書いてみると、やっぱりコレは異常事態だよなぁ。何も対話したことはないけれど、人事としてはこの事態をどう受け止めていたんだろう。まぁ、でももう過ぎたことだ。今は昨年末ごろに中途採用した正社員が一人いるし、もう一人の派遣社員も約半年ぐらい勤めてくれている。見た目の体制はようやく整ってきた。

しかし、ついさっき「過ぎ去ったこと」と書いたけれど、ボクの中では何も過ぎ去っていない。陰鬱な思いにとらわれ、ため息をつきながら帰る日。「あぁ、今日は何事もなく、平和に一日が終わった」と胸を撫で下ろす日。このどちらかを繰り返しながら、ボクのサラリーマン人生はこれからも続いていくんだろうか。

上司が信じる正しさに反論したら命とり。

最近特に多いのが「今までの仕事のやり方をその瞬間からいきなり変える」というもの。ボクも変えること自体を悪だとは思ってない。ただ、変えるタイミングは意識すべきだし、関係者に伝達して、変えることで何か支障はないか確認したほうがいいし、社内の規定やルールを変える必要があるものもある。思いついた瞬間に、有無を言わさずいきなり変えるのはマズいだろう。

最初のころはそんな進言をしていたけれど、周りの人が驚くぐらい激昂して「仕事の本質がわかってない!」やら「考えて仕事しろ!」とか怒鳴りだして、対話ができない状況に陥ってしまうのがつらすぎて、もう何も言わなくなった。当然、関係者からは不満が噴出するわけだけど、彼らもうちの上司に直接訴えることはせず、ボクに訴えてくるから、それを上司に伝言したら、また激昂して手がつけられなくなるという負のループ。これはなかなかにつらい。

上司が急に「変える」と言い出したら、本当に気が重くなる。

ありえないほどの安請け合い。

「こーさん、あの仕事、どうなってます?」

「え?なんのこと?」

聞いてみると、上司がボクの知らないうちに仕事を請けていて、しかも、それをボクには伝えてくれてないことがわかった。人間だから、伝え忘れることもあるだろう。しかし、1度や2度じゃない。そして、ボクは長時間労働が続いてるという状況もわかっているはずなのに、なぜ、何も確認することなく勝手に仕事を請けて、しかも伝えてもくれないのか。さすがに腹が立って、せめてちゃんと伝えてほしいと言ってみても、何の感情もなくめんどくさそうに「すまんすまん」と言うだけだった。

似たようなことはしょっちゅうあって、いきなり社名通達で◯◯委員会のメンバーに自分の名前を見つけて驚いて確認したら、「え?聞いてないの?上司には相談したけど」と言われたり、いきなり、見たこともない資料が机上においてあるから、何かの間違い?と思って担当者にTELしたら「え?上司からきいてない?これからはこーさんが処理するって言われたんだけど」と言われたり。もうボクを陥れようとしてる?と疑いたくなる状況だ。

意味なく「あした」までにやらされる。

「これ、期限いつまでですか?」

「あした」

「え?明日は無理です。こっちに抱えてるモノもありますし、どっちが優先ですか?」

「どっちも」

最初にこんなやりとりをしたときには、めちゃくちゃ憤って机を叩いて立ち上がりそうになったけど、何度もやってると慣らされてきてしまった。そして、この話にはまだ続きがある。どう考えても間に合わないから、残業して仕上げる。次の日上司に提出する。「置いといて」と言われて書類の山の一番上に置く。そのまま1日が終わり、上司が帰っていく。

え?今日までにやる必要なかったやん!

次の日。ボクの提出物の上に何かが積まれる。いつ見るんだろう?と思いつつも、他の仕事に追われて、いつのまにかその存在を忘れる。夜になって、上司が帰っていく。

あれ?あの資料、まだ見てないやん!

2〜3日が経過してから、ようやく提出した資料のダメ出しが返ってくる。念のため、修正結果がいつまでに必要なのか確認したら「午前中」とかありえない返事が返ってきた。ええ!他にやることあるし、今すぐ着手でけへんって。3日前に出してたのに、なんでこんなギリギリにバタバタせなアカンねんー!

少しのズレも許せない。

B'zがそんなことを歌ってたような気がするけど、上司は少しのズレも許せない人だ。言葉の選び方には極めて敏感で「てにをは」にもかなりうるさい。「それってどういうこと?」という問答がはじまると、かなり消耗するのでできるだけ上司が好んで用いる言葉や言い回しを選んで喋ったり、文章を書くようになったけど、まぁ、このとおりボクは文章を書くのが好きな人間なので、つい自分なりの表現を用いてしまって、ムダ時間が生じてしまう。

あと、プレゼン資料を作るときの表現への拘りもハンパない。用いる図形や色使いなど、どうしても自分仕様じゃないと気が済まないらしく、ボクが作ったものはカケラも残らず勝手に変えられてしまう。まぁ、これはボクがセンスがないだけかもしれないので、他のことと同列にクラッシャー事例として語るべきじゃないかな。

共感力がまったくない。

上司が着任した当初は、どういう人かわからなかったから、軽く愚痴ったりすることもあったんだけど、そういうときは聞こえてるのかどうかわからないぐらい無反応で、上司は何も言葉を発しなかった。たぶん、そんなこと言ってる暇があるなら、さっさとやれということかな、と解釈して、ボクは愚痴るのをやめた。しかし、それだけにとどまらず、世間話をしてみても、情緒的な話になると、ほぼ無反応。あぁ、これはそもそも人と心で交わるのがスキじゃないんだなと思い、そういう話は避けるようになった。

でも、同じ部署のメンバーが見る見る生気を失っていくような状況に遭遇したら、そういうわけにいかない。そのメンバーを別室に呼んで話を聞く。端的にいうと「上司と仕事するのがつらい」ということだった。できるだけ上司が気分を害しないように、そのメンバーが語ったつらさを伝える。が、どうしても伝わらない。ものすごく話を単純化すると「殴られて痛くてつらいそうです」「それの何がつらいの?」「え?」みたいな全然噛み合わない会話になってしまうのだ。大抵の人からは「そりゃつらいなー」と共感を得られそうな話に「なんで?」と言われると、言葉が続かない。

そして「心が弱い人間にいつまでもつきあっていられない」と上司は言い放った。あぁ、この人とは一生解り合えることはないだろう、とボクが思った瞬間だった。

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そんなわけで、ボクの上司はたぶんクラッシャー上司なんじゃないかと思うわけだ。まだまだエピソードはあるけれど、なんだか気が重くなるから、これぐらいでやめておこう。わかりやすいパワハラとかじゃないから、一撃くらって瀕死になるわけじゃないけど、じわじわと毒が回ってくるようなダメージを受け続けてる気がする。

一方的に人をクラッシャー上司とか言うのはどうなんだ?自分にもそうさせる要因がまったくないわけじゃないだろう?といつも自問自答してるけど、まぁ、たまには吐き出したくなるときもあるよなー、ということで。誰にも相談できないから、たまにこんなふうに吐き出したくなる。ボクも「心が弱い人間」なんだもの。

クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち (PHP新書)

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